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「後悔するかもな?」
ニヤっと渚が笑った。
渚の家に来てしまった。
海に何も言わずに。
「…うん」
罪悪感はある。
というか罪悪感しかない。
自分でも、いけないことをしてるって自覚がある。
なのに、止めれない。
「引き返すなら今だけど」
玄関口で渚が言った。
「……引き返さない」
引き返せない。
ごめん……海…。
悪いことだって分かってる。
だって…私がしてることは浮気だから……。
裏切りだから…。
私は何度人を裏切るんだろう。
裏切ることに罪悪感を感じるくらいなら、いっそのこと本当の悪女になりたい…。



