SHOCK -衝撃的なlove- 《番外編》

私が聖鷹に拉致されたとき、助けに来てくれた。


龍騎に、やられて怪我してたのに助けに来てくれた。


龍騎に襲われたときも、私のSOSに気づいてくれて、助けてくれた。


そんな記憶が一気によみがえってくる。


「……元気そうだな」


「…うん。……渚は…?」


まるで私たちだけ別世界に取り残されたように、周りが静か。


「……別に」


「そっか…」


会話が続かない。


だけど、渚の近くにいたかった。


私には海がいるし、渚にはさっきの女性がいるのに。


私…おかしいよね。


もう渚のことは忘れたはずなのに。


「彩羽!!」


横断歩道の向こうから、海が走ってくるのが見えた。