「ほら、やっぱり。
照れてる美桜もなんという美しさ……」
いや、私の照れ顔に見惚れないで!
恥ずかしいし屈辱だ……!
「今ここが美桜の家じゃなくて僕の家だったら良かったのに……」
すると突然悔しそうな顔をする仁くん。
そんな顔もまあかっこいいんだけど。
「なんで?2人きりなのには変わりないでしょ?」
「いやぁ、美桜はわかってないね。
美桜の家族が家にいるのにあんなことやそんなことをできるわけないだろう?
だから僕の家だったら今頃一線を超えていただろうに」
「超えてるわけないでしょ!
ふざけんじゃないわよ、この変態!」
仁くんのスケベ野郎!



