ーー「なんだそういうことか!」
全てを話し終えると慎二はすぐ理解してくれた。
「いやぁそれにしても君すっごいかっこいいな!美桜とお似合いだね。
俺も最初は莉緒ちゃんに認めてくれなかったけどいつかは認めてくれるから大丈夫!」
「え?そうなの?」
幼なじみの慎二のことまで認めていなかった妹に驚きだ。
「そっかぁ。騙されたのかぁ。
でもあのままで終わるのは嫌だったから今日話せてよかったよ。
美桜の彼氏がいるのにこんなこと言うのもあれだけど………これからはまた幼なじみとして仲良くしようぜ。」
慎二はそう言って私に笑いかけた。
いやいや、彼氏がいる前で普通そんなこと言う!?
ちょっと喧嘩売ってない!?
「……………。」
それに仁くんはさっきからずっと黙ってて怖いし。



