「天童くん、最悪な女に捕まっちゃったわね。」


「いやいやどう考えても最高の彼女でしょ。」
「どの口が言うんだか………」


ため息をつく菜々子。


え?なんで?
だって正しいことでしょ?


「そんなに人気者になりたいんやったらモデルとかやればいいのに。」


「それ私も思った!美桜、モデルやれば?
妹もやってるんでしょ?紹介してもらいなよ!一発でなれるって。」


2人は名案、とでもいうような顔をしていたけど……


「モデルとかやるわけないでしょ。
もし始めたら妹が私に負けて可哀想じゃない。」


「あぁ、そこは勝つ前提なんだ……」
「ありえへん。どっからくるん、その自信。」


急になんか呆れだす2人。