「僕は絶対に嫌だからね!


デートできなくなるくらいなら、放課後ずっと僕の腕の中に閉じ込めてやる。」


何を言いだすかと思えば………


「お願い仁くん。
埋め合わせは今度必ずするから……」


思い切って上目遣いをしてみる。


美しい私なんだから、上目遣いなんかしたらきっと仁くんはイチコロ………


「ああ、上目遣い可愛いね。
ちょっとそのままでいてね?写真撮るから。」


いや待って、なんでそうなるの!?


「やめてよ気持ち悪い。」


「あー、そのままでいてって言ったのに。
まあもう頭の中にインプットしたからいいけど。」


こいつは……本当に何なの!?