バダン、とドアを閉め、私は仁くんの方を向いた。
「…………仁くん?
どうして私の家に来たのかな?」
「………一度は美桜の両親に挨拶行った方がいいかなって思ったから。」
「だったら言ってよね!
なんで私のスマホ盗んでまで口実作って来るの!?」
「じゃないと美桜断るだろ?
だから俺は考えたわけ、どうすればいいのか。」
悪そうな笑みを浮かべている仁くんに、不覚にもドキッとしてしまう。
なんで私しかいないのに………いつものヤンデレ全開の仁くんじゃないの?
あくまでクールを装っている仁くんに調子が狂う。
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