ミスコン、ミスターコンは三次審査まで行われ、最後に残り3組から決められる。


そして私と仁くんは当たり前のように三次審査まで残れた。


「美桜、次で終わりじゃん。
やっぱ今年も美桜かぁ。」


「何言ってんの?そんなの当たり前。
みーんな私より綺麗じゃないし、可愛くないし。


私が一番に決まってる。」


「美桜、もし誰かに聞かれてたらどうすんの?」
「そんなの大丈夫よ。今周りには誰もいないし。」


「まあそやけど……」


菜々子は心配そうに私を見ていた。
私がヘマなんてするわけない。


それからしばらく経ち、私は三次審査のため、特設ステージへと向かった………。