「今すぐ襲いたいなぁ。僕のためにこんな綺麗にしちゃってさ……」


「別に仁くんのためじゃない。」


「そんなこと言っても無駄だからね?
顔に書いてあるよ。」


「わかってるくせにいちいち言葉にしないでよ恥ずかしい。」


仁くんから視線をそらす。


出だしからこんなにドキドキしちゃってる私、本当に大丈夫かな……?


なんて思いながらも、仁くんと2人で電車に乗る。


「………うわぁ……」


実は今年のクリスマスイブとクリスマスは休日。


ということで電車を利用する人が多い……!