ーー次の日
「………よしっ。」
鏡に映る自分の姿を見る。
本日の私も完璧!
こんな私を見たら殆どの男を落とせそう。
チャレンジしてもいいかも、なんて思うけれどもそんなこと仁くんが怖くてできない。
するとインターフォンが鳴った。
仁くんだと思い、急いで鞄を持って外に出た。
「美桜……!なんて綺麗なんだ……!」
そしてコートを羽織る、私と肩を並べるくらい完璧な仁くんが立っていた。
今日もかっこいい。
服のセンスがいいから余計かっこよさが際立つなぁ。
「じゃあ行こう?」
「ああ、そうだね。行き先は変更で僕の家直行でいい?」
「それじゃあオシャレしたのが台無しでしょ!やだよ、今日はイルミネーション楽しみにしてたんだもん。」
今日はクリスマスイブ。
ということで、盛大に行われるイルミネーションを見に行くのだ。



