「莉緒ちゃんは自分が犯されようが、暴行されようが傷つかない気がしてね。
美桜ちゃん、君を犯して汚した方が莉緒ちゃんを深く傷つけ、後悔させることができるんだ。
協力して、くれるよね……?」
そう言って私の首筋をなぞる佐久田にゾッとした。
「やめて……!!」
「………そうそう、もっと傷つけばいい。」
ニヤニヤと笑いながら、今度はブラウスに手をかける。
嫌だ、助けて………仁くん………。
…………あ、そうだ。
私って仁くんと別れたんだよね。
向こうはもう私が何されようがきっとどうでもいいんだよね。
そう思うとなんだかどうでもよくなってくる私。
「………ねぇ。」
そして気づけば佐久田にこんなことを言っていた。
「好きにして、いいよ………」



