「裏?え?どういうことお姉ちゃん……」
「やっぱりこいつには裏があったのか!」
ここにきて食いつく2人。
最悪の形でバレてしまった。
そう思っていたら仁くんが黙らずに話し出す。
「もう無理だよ、この2人には隠し通せる自信がないしね。
いっそのこと全部見せて、それでも無理なら2人で駆け落ちしよう美桜。
それとも僕の家に来るかい?」
「何度も言うけど駆け落ちはしません。家にも行きません。ってかそれ以上何も喋らないで。」
………もう手遅れだとは思うけど……。
ちらっと2人を見ると固まっていた。
そりゃそうだよね。



