「本当はリードもつけたいんだけどね、さすがにそれはやりすぎだと思うからやめたんだよ?」
「いや、普通に首輪もやりすぎだから!」
「チョーカー?ってやつと思えばいいんじゃない?」
「これはどう考えても首輪でしょー!」
もう疲れる……!
まだまだ始まったばかりだというのに。
「美桜、僕との約束忘れたの?
今回のテストで負けた方が勝った方の犬になる。
美桜は僕に負けたんだ。
だからご主人様の命令は絶対。」
仁くんはそう言って私の顎を持ち上げる。
「………そんなに反抗するんなら、こっちも黙ってないけど?」
仁くんの声が少なからずいつもより低くなった。
そこでさすがの私も危険を察知する。



