するとそこで驚きの光景を目にした私。
「君が美桜ちゃんって言うんだね。
この間は仁のために家に来てくれてありがとう。」
なぜならリビングにあるソファーに仁くんのお父さんが座っていたのだから。
こちらを見て笑っている。
なんでいるの?と、逆に不思議だった。
「………すごく驚いているね。
この間の美桜ちゃんを見て、俺も逃げるのはやめようって思ったんだ。」
その表情はとても柔らかく、優しかった。
でも私は驚きすぎて固まっていた。
だって逃げるのをやめるって………女遊びをやめるってことだよね?
しかもこの間の私を見て?
私の影響力すごくない?
「………父さん、美桜が来たから約束通り出かけてね。」
「言われなくてもそうするつもりさ。」
そう言って仁くんのお父さんが荷物を持ってリビングをでようとしているのを慌てて引き止めた。



