「ああ、そういうことか。
そんなの自慢の彼氏になりたいからに決まってるよ。


彼女よりバカだなんて美桜自身が恥ずかしいだろう?」


「2位でも十分賢いから気にしない!
恥ずかしいの前にプライドが許さないの!」


そんなの悔しい。


こんな変人に負けるだなんてもっと嫌!


だから………


「次の定期テスト、絶対に仁くんに勝ってやる!勝負だよ!」


と宣戦布告した。


そしたら仁くんは少し黙った後に
「いいよ。」といった。


「ただし条件付きで………


負けた方が一日勝った人の犬になること。
それでいい?」


「望むところよ!!」


そう勢いで返した後に、私の動きは止まった。


「…………まって、仁くん今なんて言った?」