「仁くん、おはよう。
心配できちゃった。」
と私が仁くんに近づきそう言うと、仁くんは急に私を自分の元へと引き寄せた。
「………きゃ!?」
「そんなに僕に会いたかったんだね。
僕は今日ずーっと美桜に会えないことを悔やんで夢に美桜がでてきたんだよ?
夢の中の美桜も今僕の腕の中にいる美桜も可愛すぎて理性保てそうにないや。」
………いやいやそこは保てよ。
あなたのお姉さまもいるんですけど?
なんて仁くんの姉がいる前では死んでも口にしないけどね。
ちらり、と仁くんの姉を見るとこんな仁くんを初めて見るのか、とても驚き固まっていた。



