「まあ理由は両親の離婚から始まり色々あるんだけど………… だからびっくりしちゃった。 しかもこんな綺麗な子だし………。」 「そんなことないですよ……。」 綺麗で当然。 だけど一応表の顔を演じる。 そしたら突然仁くんが 「え…………美桜……?」と言い出した。 びっくりして仁くんの方を向くと、うっすらと目を開けて私を見ている仁くんの姿が。 「あら、仁起きたの。 彼女が来てくれてるわよ。」 「…………夢?」 まだ少し寝ぼけている仁くんがなんだか可愛く見える。