「あの、どちら様ですか?」 少し不思議そうに私を見る美女。 「あ、すみません………あの、仁くんが熱って聞いてきたんですけど………」 「…………え?」 私の言葉を聞いて両目を見開いて驚いた美女。 「あなたは仁の何?」 今度は向こうから質問が飛んでくる。 「えと……仁くんのこ、恋人です。」 わざと緊張してるように見せかける。 すると今度は声を上げて驚いた美女。 「……えぇ!?あの仁に、かの、彼女がいたなんて………!?」 さすがの私もそんなに驚く!?と思ってしまった。