「待ってよ美桜。」
仁くんだけが私を惑わす。
完璧という肩書きを崩してくる。
なんで………私だけなのよ。
なんで仁くんはいつも余裕なの?
こんな美少女の私を前にしても1つも動じないなんて………
仁くんの方が上、ということか。
それがまた気にくわない。
「美桜、歩くの早いよ。」
「どうせすぐ追いつくくせに……」
「それでも僕はゆっくり照れる美桜が見たいんだ。」
こんな気持ち悪い発言をしているのに、私はそんな仁くんも好き。
悔しいけど、きっと大好きなんだ………。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…