(神楽side)




抱きしめてると落ち着く。


こいつは、こんな小さな体ですごくでかい荷物を持っている。



だから俺が守りたい。



今の俺には、何もできない。

でもいつかこの気持ちを伝えたい。



しかし今この状況やばいな。


抱きしめたのは、俺だけど


胸が当たるし。



しまいには、俺の首もとにしがみつくし。

可愛すぎてやばい。


いいよな?男だもん。油断してるこいつが悪い。



少しぐらいいいよな?


いいよ!俺の理性保ったんだ俺にご褒美だ。

「星?顔上げろ。」

「少し首傾けて。」


そういい星はあっさり傾けた。警戒心のないやつ。



最初の頃よりかは、こいつも俺を信用してんな。大きな進歩だ。

「少し痛いけど我慢しろよ?」


そう言って星の首もとに顔を埋めた。
付き合ってないのに変だって?



しょうがない俺が我慢出来ないんだから。
「神楽?あっっあぁっっっいったいあっ」



少しだけ星の甘い声を堪能させてもらった。



俺の気分は、サイコーだ。


けど俺に襲いかかる狂気は、もうすでに
来ていた。