《星side》


神楽がソファに座る。


「なぁ。まずちゃんと説明する。俺が歩いていた美人さんは、取引先の奥さんであの時ちょっと腰やっちゃって腕を貸してただけなんだ。」


え?!じゃあ私の早とちり。最近ちゃんとお話ってできてなかったから…ちゃんと聞いとけば


「それと今まで電話も何もしないでごめん。お前俺の帰りすげぇ心配したよな?高校とのこととか俺が1番わかってんのに…ごめんな。これからは、気おつける。夜は、ご飯ちゃんと家の食べるから星ごめん。」


神楽。私神楽の奥さん失格だ。


こんなにも神楽頑張ってるのに…


私自分のことで…


「ごめん。神楽疑って。私自分のことばっかり。奥さん失格だ。なんにも出来てなくて落ち込んでただけじゃん…」


「星。お前は、サイコーの奥さんだよ。帰ってきたら笑顔でお風呂暖かいよって。ご飯もしっかり用意されててスーツまで綺麗に。ありがとう。星?もう1回誕生日パーティやってくれるか?」


神楽…こんなにも優しくていい旦那さんを疑うなんて、



「うん。もちろん。」


食事を用意してすませる。


2人で片付けてお茶を用意してソファに座る。


「星。「神楽!誕生日おめでとう!はいプレゼント!」

神楽が名前を呼んだと同時に渡す喜んでくれるといいけど

「え?、靴とネクタイ!うわぁー俺が欲しかったやつ!マジ!靴もピッタリだ。うわァァァ」



良かった。嬉しそうで…あ!もっといいお知らせがあるんだった。


「ねぇ神楽。これを見て。」


「ん?母子手帳?え、おまっ!え?!えー!」


私の顔と母子手帳を交互に見てほんとにビックリしてる。



「赤ちゃんできたの。」



「お前倒れたって」


「あ!春が言ったの?貧血とつわりで」


「そうか!赤ちゃん!貧血は、大丈夫なんだな?つわりひどい時言えよ?」



「うん。」


そうして喜んでる神楽。


これから病院に行って私の家族と透さんに伝えて
赤ちゃん物を買いショッピングしなきゃね!


そう言いながら先を考えていた。