「星。ごめん。話さない。帰ってくれ。送るから」



話せないんじゃなくて話さなんだ。


私にとって神楽ってどんな存在なの?ただの彼女?


私は、そんなの嫌だよ。


それ以上神楽が何も会話をさせてくれなかった。


どうして…


バイクで送ってくれてもキスもハグも触れてもくれない。



なんでよ。



家に帰りドアを閉める。



当たり前のことなのに行動一つ一つが私をどんどん落としていく。



うっうっ…そんなに私って頼りない?
涙か止まんない。




仕方なくそのまま寝た。




いつもどうりの朝。


神楽とビミョーになってからもう2週間。


はぁ。


明後日から年越しライブ。


「星!!今は、やるべき事をやろう!」



そう美穂に言われてもどうしても神楽のことが離れない。



どうして私には、何も言ってくれないの?


こういう時に仕事が忙しいのが腹立つ。



でもとりあえず今の全力でファンの人に笑顔を与えなきゃ!



あと2日。私は、レッスンに集中した。



あっという間に2日が過ぎて神楽との関係は、メールだけなっていた。


それでも大丈夫?大丈夫。のいったりきたり




私達は、このままどうなるのか正直不安でしかないしライブの緊張も重なって吐きそう。



はぁやるっきゃないよね。



それからの記憶は、ほとんどない。



熱唱して爆発して終わったということしかない。


「星!!今日どうしたの?いつもより、どなっているように聞こえたよ?」



たぶんみほにしかわからない。いやー音楽やっている人にしかわからない。


はぁ自分の仕事なのにこんなんで足引っ張ってなんなんだろう。



神楽にも見に来て欲しかったのに。


メールで無理とだけ。



なんかどうなってるのかわからない。