それから少し歩くと透さんがいた。


「父さん。星が夜飯作ってくれるって言うし外で食べなくても良くね?めんどーだしお金の無駄になるしな。」


やっぱり神楽は、庶民派だよなー。

まぁ慣れてないのかな。


「別に外食ぐらい平気だぞ?星ちゃんだって一緒に食べればいいじゃないか。作ってもらうのは、申し訳ないしな」


うーん。外食でも家でもいいけどてかやっぱり私が親子の間に入ってよかったのかな?


勢いで言ってしまったな。


「俺は、星の飯がいい。父さんだって食べたいって言ってじゃん」


なんか喧嘩になっていきそうだな。


「あの別に今日じゃなくても、ご飯ならいくらでも作りますし!もし親子で外食したいならそれでもいいと思います!私は、お邪魔ですしまたの機会とか…今日少し会えただけでも嬉しいので」


うんうん。


神楽達は外食して明日いっぱい遊べばいいよね?


あっ!でも帰ってきてすぐ遊ぶってキツイよね。


私さっきすごいいっぱい言っちゃった…


「星。お前いろいろ考えすぎ。なぁ父さんは、どうしたいんだよ」

神楽が私の頭を撫でながら言う。

なんかガキ扱いされてる気分。


私そんなガキじゃないっつの。

そう思い手をどける。