お昼になり食堂に行くことになった。

4人で行くことになったんだけど…

なんか周りからの視線が痛い…

この3人には親衛隊がいるらしくて多分その人達からの視線だと思う


なんでタクト様と?なにあの毛玉。ユウスケ様が汚れるわ!ルウちゃん、なんであんなやっといるんだよ。


…皆さん聞こえてますよ。
しかも毛玉ってなに?!

まあ確かに私みたいなのが一緒にいると汚れちゃうかもしれないけど…

なんて1人で考えながらむくれていると井田くんに話しかけらた。

「なんでハルちゃん、あ、ハルちゃんって呼ぶね?むくれてるの?」

井田くん…
ちょっとチャラいね…

「俺のこともタクトって呼んでね?」

無視しよ


「ハル、着いたよ」

あ、着いた。

何食べよっかなー

「みんな何食べるの?」

「僕はラーメンですね」

「俺はハンバーグ!」

「あたしパスタにしよーっと」

え、伊瀬くんみたいな人でもラーメン食べるんだ…!

「ハルさんは何食べるの?」

あ、ユウスケくんと私は名前呼びしよってなったんだ!
ふふ、仲良く出来たらいいなぁ

一応タクトともそうなった…
君ってつければしつこく付きまとうって言われちゃったし…

「んー私はいちごパフェかなぁ…」

私甘いもの大好きなんだよね。
だからパフェにする!

「え!パフェで足りるの?!」

タクトうるさい。

「足りなくなったらあたしとユウスケのやつ少し食べる?」

いいの?でも2人の分なくなっちゃうよ?

「別にいいよ。ハルさんもラーメン少し食べたそうな顔してたでしょ?」

うっ、バレてる。

「とりあえず食券買いに行こーぜー?」

買ってる時にみんなのカード見たけどシルバーだった。

みんなお金持ちなんだね…

「って、ハルのカード黒なの?!」

「しー!声おっきいよ!」

もう、ルウ驚きすぎ

「ハルちゃんなんで黒持ってるの?」

それは…

「えへっ?」

「「「くっ、かわいいっ…!」」」

みんな、なに顔真っ赤にして頭抑えてるの?
風邪?

「みんなのもうきてるよ?」

コックさん(すごいよね、やっぱ金持ち学校)からご飯を受け取って席についた。


気にしてなかったけどやっぱまだ視線感じる…

まあ、もう気にしないでご飯食べよ!
そんな見るくらいだったら本人に直接言いに来い!


てか!

「おいひぃ…」

おいしすぎるー!
ここはカフェかなにかかな?!
もうすっごい!

「かわいいなぁ…」

ルウなんか言った?あ、もしかして食べたいとか?

「ルウ、あーん!」

「えっ!」

あれ?ちがった?


「あ、もうすぐであの人たち来るんじゃね?」

「そうだな。ハルさん耳抑えてくだs」
え?
「「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」」

ぽろっ

あ!いちごがー!


タクヤ様ー!
ケン様こっちむいてー!
ショウキ君眠そう!かわいい!
シュン君抱いてー!

「あー生徒会か…」

いちごが…

「ハル?どうした?大丈夫?」

「いちごが、落ちちゃったぁ…」

「いちご?!俺買ってこよっか?!」

「僕も買ってこようか?!」

タクトとユウスケくんが慰めてくれたけど…

けど!

「わたしのいちごぉ…」

なんて4人でぎゃーぎゃー言っていたらショウキって呼ばれてた人がパフェを持って近づいてきた。

「はい、あーん」

「え?」

「ん、」

「あ、あーん」

はぅ、いちごうまぁ…♡

「ふふ、かわいいね。」

ショウキさん?は私の頭を撫でて去っていった。


何あの毛玉。
ショウキ君にあーんしてもらって。
でもなんか可愛くなかった?


みなさん…聞こえてます…