はぁはぁ…
久しぶりこんな走った…
「ハルちゃんなんかあったの?」
「あ、ごめんね。みんな走らせちゃって…」
「別にいいけど、なんかあったならちゃんとあたし達に話しな?」
やっぱりいい人だなぁ
まぁ、とりあえず先輩たちのことは無視して午後の授業もがんばろー!
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授業も終わりルウと一緒に寮に帰ることになった。
「ハルー?帰るよー」
「あ、はーい」
ヒソヒソ──
やっぱルウと一緒にいると視線感じるしこそこそ言われてる気がする。
気にしないって決めてたのにやっぱ辛いかなぁ…
「あ、あの!ルウ様!」
お?親衛隊のひとかな?
「なに」
「なんでそんな毛玉みたいなやつといるんですか?こんなやつルウ様には似合わないと思います!」
あらー
はっきり言ってくれたね。
そんなに私、毛玉みたいかな?
やっぱり元に戻した方がいいのかなぁ
「はぁ?」
んぁ?なんかルウキレてる?
「なんであんたに言われなきゃいけないわけ?あたしがハルと居たいから一緒にいるんじゃん。あんたに関係ない。行くよ、ハル。」
そう言ってルウは私の腕を引っ張って歩き出した。
ふふ。聞いた?
ハルと居たいから一緒にいるんだってさ。
嬉しい。
部屋に着き、私の本当の姿をルウに見せることにした。
だってルウがあんなに言ってくれたのに私が隠し事してるって嫌じゃん?
本当の姿見ても驚かないでほしいな。