みんなの黄色い声にびっくりしていちご落としちゃったけどあの人の行動の方がびっくりしちゃった…
「あ!ハル!」
え?…副会長かよ
「ハル!探しましたよ!一緒にご飯食べませんか?」
「あの、今友達と食べてるんですけど…」
この人見えてないのかな?
メガネ合ってないんじゃない?
「ほぅ。これがケンのお気に入りか」
「ちょっとタクヤ。こっち来ないでください」
え?え?
何この人。
近づいてきたタクヤと呼ばれる人は私の顎をクイッと上げて前髪を避けて顔を見てきた。
「えっ///」
ちょ!顔近い!
「確かにこれはそそられるな」
「はなせー!」
そう言いながら突き飛ばすとあちこちで殺意を込めた目で見られた気がした
ごめんね!親衛隊の皆さん!でも仕方ないんですよ?!
「この俺にはむかうとは…ククッ面白い女だ」
うわ、こいつMかよ。
きもっ
「この子がケンのお気に入り?」
またなんか来た!
「シュン!ハルに手出さないでくださいね!」
「ハルっていうんだ。俺シュン。よろしくね?」
よろしくしたくありません。
とりあえず!逃げるが勝ちだよね!
「先輩方!しつれいしまーーーす!」
そう言って私はルウたちを引っ張って食堂から走って逃げてきた。