〈永塚組の人たち〉

永塚 源之助(ながつか げんのすけ)
72歳 男
永塚組の現役組長。
普段は穏やかなおじいちゃんだが、一度組長の立場を示す時は、永塚組を従える者としての貫禄を表す。
数年前に雇っていた家政婦が食事に混ぜた毒の後遺症で普段は1人で立つことも難しい。
昔、とある1人の女性に片思いしており、今でも彼女の墓参りに行っている。
永塚組で唯一琴葉のことを本名で呼ぶ。


永塚 梨々香(ながつか りりか)
16歳 女
季龍の妹。すこしばかりお転婆なところがある。
琴葉のことは慕っており、唯一の同性ということもあり、よく甘えている。
関原組の長女。母親同様、実の父親に人身売買にかけられそうになったところを季龍に連れ出され、共に関原組を抜けた。


春木 信洋 (はるき のぶひろ)
26歳 男
季龍付きの組員。元はハッカーだったこともあり、機械関係全般は得意分野。
ふざけた態度をしているが、まれに見せる真剣な表情は周囲の雰囲気すら飲み込む。
季龍と梨々香を永塚組に引き込んだ本人。


田部 宗次郎 (たなべ そうじろう)

永塚組の旦那様付きと自ら名乗る。
琴葉の淹れるコーヒーにつられて顔を見せた。朝くらいしか琴葉は顔を会わせていない。


金瀬 暁(かなせ あかつき)
19歳 男
琴葉の見張りとして傍にいる。
態度は冷たい場合が多いが、琴葉に気を許し、心配するようになった。
身長が低いことがコンプレックス。
手際がよく、琴葉のアシスタントととして右に出る者はいない。


南 奏多(みなみ かなた)
20歳 男
琴葉の見張りとして傍にいる。
琴葉には甘く、怒ることはそうそうない。琴葉を甘えさせるために抱き締めたりしているが、自分以外の誰かがやろうとすると本気で牽制する。
ものすごく無器用で、琴葉と暁に料理中手を出すことは禁止された。洗濯物担当。
キレると冷酷な1面を見せる裏の人格が顔を出す。主に季龍や琴葉が傷つけられた際には容赦しない。
生き別れていた双子の弟奏太と再会し、現在は共に琴葉についている。


南 奏太(みなみ そうた)
20歳 男
奏多の双子の弟。
生き別れた奏多を探すため裏社会に片足を突っ込んでいた。
自身を慕う仲間と共に不良仲間として集まっていたが、中野蓮美に不要な借りを作ってしまい、彼の解放に一役噛まされた。
現在は仲間と共に永塚組に入り、雑用をこなしつつ、奏多と共に琴葉につくことになった。
暁と共に厨房を切り盛りする。


瀬名(せな) 相須(あいす) 森末(もりすえ)
永塚組の下っ端3人組。
瀬名がスキンヘッド、相須が金髪、森末がサングラスと、特徴的。
琴葉の料理に感動し、仲良くなろうと奮闘中。
琴葉との雑巾掛けレースに瀬名と相須はリベンジを誓う。


平沢(ひらさわ)
永塚組幹部の1人。
ヘビースモーカーで琴葉と梨々香にちょっかいをかけることが多い。
本人いわく、気にかけている。
特に琴葉のことは娘のように思っている。
季龍に若頭としての力量を見切り、現在は距離をとっている。


青海 辰昭(おうみ たつあき)

永塚組に突然やって来た大男。
季龍と梨々香の生まれでもある関原組にいたが、2人を追って永塚組に入る。
3年間山に籠り、暮らしていた。そのせいか、3年間風呂に入らなかったとか…?
梨々香の護衛。
永塚組に入るため、左の小指を差し出している。