「先に戻る。目盗んで戻れよ」 「はい。…おやすみなさい」 「おやすみ」 額に軽くキスを落とされてびっくりしている間に季龍さんは先に出ていってしまう。 …ズルい。 離れたくなるようなこと、してほしくないのに。 その後、周囲に気配がないことを確認してそそくさと部屋まで戻ったけど、流石にいないことはバレていて軽く怒られた。 でも、それは甘くて、その後の詮索から言い逃れることに体力を使い果たしてその日は眠りこけてしまった。