私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)


それでも、琴音は目覚めないまま。

一時はわいた希望も消えていくように、琴音が目覚めない日常へと戻っていく。

琴音が服をつかんだのはあの1回きりで、ただの偶然だったのだと落胆した自分の声が頭に響く。

「…」

決めたはずだ。琴音が例えこのまま目覚めなかったとしても、責任をとると。

琴音を見放すことだけはしないと。

…でも、本当に?

俺はこのまま目覚めない琴音を傍に置き続けられるのか…?

「はぁ」

なに考えてんだ、俺は…。

琴音がこうなったのは、俺のせいなのに…。

考えるのをやめて目の前の仕事に集中するように、画面を睨み続けた。