ま、まさかそんな冗談でしょ…? 「時間がありません。すぐに着替えてきてください」 「え、ほ、本気ですか?」 「嘘は苦手分野です」 田部さん、今まで見た中で1番いい笑顔ですね…。 そんなことを思ってる間にドレスと共に空き部屋に放り込まれた。 「スタイリストを呼んでいます。お早くお願いしますね」 「!?」 時間の猶予も、こっちの覚悟も何もかもないままに進んでいくんですが!? …本当に着るの?……き、着るのかぁ。 箱から出したドレスを見てまた固まりかけたけど、覚悟を決めて着物の帯を解いた。