「ーー……ユウ?!」 完全にその人物が影から顔を出した瞬間、私は目を見開いた。 「な、何でここに……?」 「何でって…レイを探しに行こうと思って、ここに立ち寄ったんだけど、2人ともいなくて…それでここに……」 「……えっ…あ……っ…な……?」 軽くパニックになった私を見て、マスターが私の肩にそっと手を置く。 そんな私達を見て、ユウはゆっくりと口を開いた。 「……さっきの話、本当?」