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「おはよー!」






「おっはー」







明るい日差しが差し込む教室に、元気のいい挨拶が飛び交う。







私はそんな様子をただぼうっと眺めながら、今日はレイのお見舞いに行ってみようかな、なんて考える。







___あれから3日。







レイはあの事件が起きた日のうちに、病室で目を覚ました。






目覚めた瞬間、レイは無理やり帰ろうとしたらしいけど、付き添っていたマスターのおかげで何とか病院にとどめることが出来たらしい。







今は傷が癒えるまで、と入院中。







私はというと、あの日、疲れのせいかあの場でいきなり寝てしまい、ユウに家まで送り届けて貰った。






……誠に申し訳なかったです、はい。






……だから、私はあの日から1度もレイの顔を見ていない。






この3日間、レイのことが気になって気になって仕方なかったのだ。








___まあ、そのおかげで








「おいおい、涼那!また目の下にクマ出来てんぞ?」







……こうして隣の席の幼馴染に、心配をかけている。