私はそのまま眠ってしまったらしいが...なにかの音で目が覚めた。
意識を集中してその音を頭の中で整理してみる。
「...んぁ、はぁだめ...ぁん」
ショックだった。父が亡くなって相手がいないのはわかっているが、私たちの育児放棄をするくせに自分は彼氏でもない男とそんなことをするのか、と。
そういえば携帯を見る機会が多くなったなとか、服装や化粧に手を入れるようになったなとか、急にダイエットをし始めたとか、最近疑問に思っていたことが全て繋がってしまった。
卒業式を目前にして、私は母として見ることができなくなった。母と呼べなくなった。
こんなにショックを受けたのはきっと、いくら嫌な母でも愛してくれていると信じていたからだ。
離れて住んでいる母の姉に相談すると、母も私が気づいてしまったことを知ったらしく、私とは全然話さなくなった。
ついに、卒業式も来てくれなかった。
意識を集中してその音を頭の中で整理してみる。
「...んぁ、はぁだめ...ぁん」
ショックだった。父が亡くなって相手がいないのはわかっているが、私たちの育児放棄をするくせに自分は彼氏でもない男とそんなことをするのか、と。
そういえば携帯を見る機会が多くなったなとか、服装や化粧に手を入れるようになったなとか、急にダイエットをし始めたとか、最近疑問に思っていたことが全て繋がってしまった。
卒業式を目前にして、私は母として見ることができなくなった。母と呼べなくなった。
こんなにショックを受けたのはきっと、いくら嫌な母でも愛してくれていると信じていたからだ。
離れて住んでいる母の姉に相談すると、母も私が気づいてしまったことを知ったらしく、私とは全然話さなくなった。
ついに、卒業式も来てくれなかった。
