君と僕の21日間

祭りでは、出店で好きなものを買って、昴が急に射的で勝負とか言い出して、全員でやったものの、全然倒れない(おそらく、店のおっさんの仕業)景品にブチ切れながら、なんだかんだで最後はアホみたいに笑ってた。

たいした花火じゃないけど、いつも20時から15分だけ打ち上げ花火が上がる。
境内を通り抜けた山の上であげるその花火を見上げていると、スマホが一瞬震えた。


慌てて、スマホを見るとLINEのメッセージが来ていた。

『花火見てる?』

『見てるよ』

『綺麗だね』


榛名も見てるんだ。
そう思うとたいしたことないはずの花火がやけに綺麗に見える。

この花火をいつか彼女と見たいと思ってた。
みんな彼女を作ってく中、自分だって好きな子が出来たらと意気込んでた。
そんな日が来るのだろうか。

榛名と一緒にこの花火を見たかったなんて、夢を見てる自分がいる。