｢ん？もういいのか？まだ猫の雑貨、沢山あるけど…｣

｢いっいいんです！もう満足しました！」

千条くんの言う通り雑貨屋には、まだ私の気を引く魅力的な猫のグッズが沢山あったけど私はそれを我慢すると先輩の行きたいところを尋ねた。

｢…坂口、喉かわかなかった？｣

｢微妙ですかね…。｣

｢そっか、かなりはしゃいでたからかわいてると思ってたんだけど…｣

私、そんなにはしゃいでたの？！！

改めて言われると恥ずかしくて仕方がなかった…。

｢けど、俺はかわいてるからカフェ行かない？｣

私を付き合わせるようで申し訳なさそうに言ってくる千条くんに私は、

｢もちろんいいですよ！｣

と大きく頷いた。

だってこれは、千条くんにお礼をするために誘ったお出かけなんだもん！

わがままなんてもってこい！！

｢なら、俺のオススメのところでいい？｣

｢はい！｣

っで、連れてこられたのが最近、沢山の若い人達に人気のカフェ店で穂花なら私以外の友達と沢山入ったことがありそうなカフェ店に私は1度も引け目を感じて入ったことの無いお店で少し不安だらけだった…