やがて、傷口に貼られた絆創膏は何故か可愛らしい花柄の模様が付いたものでしかも予備にもう1枚渡された時は

"何で彼がこんな可愛いもの2枚も持ってるんだろう"

ってびっくりした…。

結局、家までおんぶしてもらった私は申し訳なさでいっぱいで自分の部屋にいってから彼にお礼を言ってないことに気づき本日何度目かの大きなため息をこぼした。

いい匂いしたな…。

すごくかっこよかったし…。

私はあの日からずっと予備用に貰って使わずにいた可愛い花柄の絆創膏を眺めながら彼のことを度々思い出していた。

その度に感じる胸のドキドキと熱さの正体に私はずっと悩まされた。