『ふ〜ん、プレゼント買うためにバイトしてたってわけね。』

峻くんと別れてあかりに早速電話する。

「そうみたい。えへへ。」

『あらあら。嬉しそうな顔が伝わってくる。
でも良かった。ひかる不安そうだったから。』


何も言わなくても朱莉にはすぐ分かっちゃうみたい。










峻くんとの初めてのクリスマスは、

不安だったし、
出かけたわけじゃないし、
一緒にいれたのも最後だけ。



でも、
だけど、
それ以上に幸せで、
大好きで、
こんなに嬉しい気持ちになれたのは峻くんのおかげだね。



“峻くん大好き!”


気がつくとそんなメールを私は送っていた。



“バカ。夜中にそんなメール送ってくるな。襲いに行くぞ”


ドキっ…


はぁ。峻くん。
峻くんの方がバカだよ。

そんなこと言われたら、
ますます会いたくなっちゃうよ。


明日は何して過ごそうか。

峻くんへのプレゼントも買わないと。
遅れちゃったけど、もらってくれるかな?





そうして私たちのクリスマスは、
幕を閉じました!!