逆質問されて困ったのか、高峯さんはしばらく何も言わなかった
「ごめん、逆質「いやだから」
僕が謝ろうとしたら高峯さんが言った
「いやだから。みんなわたしを特別に扱う」
「わたしがふつうに過ごしてるだけなのに、みんなから見られて落ち着けないから」
僕は驚いた
あんなにみんなから愛されているのに
「ねぇ、もう1回弾いてほしいなさっきの曲」
少し緊張するけど、僕は弾くことにした
.•*¨*•.¸¸♬.•*¨*•.¸¸♬.•*¨*•.¸¸♬.•*¨*•.¸¸♬.•*¨*•.¸¸♬
高峯さんはずっと僕のピアノを聴いてくれた
僕にはとても長い時間が過ぎたように感じた
「奥村くんピアノうまいね」
初めてだった
こんなふうにひとに褒められるのは
だからとても嬉しかった
高峯さんは帰り際に
「また聴きに来ていい?」
と聞いてきた
僕はうなずいた
高峯さんはとてもかわいい笑顔で帰った
