あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「そりゃ別にいいけど…、俺んちだとさすがに狭くないか?」

「えー、でも一緒に住みたいよ。」

「だから、俺がひなさんち行こうと思ってたんだけど。」


2人ならひなさんちでも住めるでしょ、と俺が言うと

あー、そっか!とひなさんは言った。


「あ、でも、芽依ちゃん大丈夫かな…?」

「あいつももう大学生だし…、芳樹もいるしな。」