あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

-数時間後-


「お母さんー?起きてるー?」

「百合…?」

「そう百合ー、入るよー。」


自分から行くと言い出したのに

いざ病室の前までくると緊張する。


「今日はねー、芽依ちゃん連れてきたー。」


そんな緊張もよそに

百合ちゃんは私の手を引いて、中に引き入れた。