あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「用事、夕方には終わるから。そしたら病院まで迎えにいく。」

「え、いいよ。電車なのに。」

「俺が迎えに行きたいの。」


こうなると芳樹はなかなか譲ってくれないから

私はわかった、と頷いた。


「あー…、このまま二度寝したい。」

「ふふ、私はいいけど…、芳樹が困るでしょ?」

「そーゆーこと言うー?」