あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「ねぇ、なんで床座ってんの。」

「ここしか座るとこないでしょ?」

「…俺の隣空いてんじゃん。はやくきて。」


はやく、と怜に腕を引っ張られて

私は怜の隣に横になった。


「…最近さ、あんま会えてなかったじゃん。」

「しょーがないでしょ?タイミングがあわなかったんだから。」

「……寂しかった。」