あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

百合と芽依が話しているのを

気づかれないように壁際に背をつけて聞く。

こーゆーの盗み聞きって言うんだろうけど

聞かずにはいられなかった。


「ふっ…、芳樹らしい。」


こんな思い話きかされて

1番困ってるのは芽依なはずなのに

芽依はそう言って、笑っていた。