あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「芽依、起きた?」

「ん…、戻ってきたら起こすって、言ったじゃん…。」

「ごめん、あんまりよく寝てるから。」


んー、と猫みたいな仕草で目を擦って

寝ぼけているのか、覗き込んだ俺の首に腕を回した。


「芳樹、いい匂いー…。」

「芽依も同じ匂いでしょ笑」

「えー…?」