あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

リビングのほうで、南美ちゃんと優衣ちゃんが話しているのがきこえて

思わず聞き耳を立ててしまった。


「そろそろいー感じ?」

「うん。そしたら次はー、ボールの底から冷やしながら固くする、だって。」

「じゃあ氷水いるか。ちょっと待ってよー…。」


千夏ちゃんはそう言うと

リビングにいるふたりの名前を呼んだ。