あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

家の中はすごい片付いていて綺麗だったけど

なんとなくがらんとしていて、生活感がないようにも感じた。


「さーて、じゃあ作り始めよっか。」

「だね。あ、私レシピ検索してあるけど見る?」

「おおー、芽依本気じゃん。みるみる。」


私はこの前芳樹と一緒に調べたレシピを千夏ちゃんに見せて

よしっ、と気合を入れた。