あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「おーはよー。」

「あ、芽依、南美。おはー。」

「今日もさっむいねー。」


私の高校は、公立なのに冷暖房完備だから

教室に着いてしまえばあったかい。


「はー、寒かったー。」

「あ、そうだ芽依。今年のバレンタイン、どーするか決めた?」


私から聞く前に千夏ちゃんが声をかけてくれて、私は全然決めてない、と首を横に振った。