あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「今日街で芽依ちゃんが見たのは、俺の妹。」

「……妹さん、いたの?」

「妹って言っても、血が繋がってないから義理の妹なんだけどね。」

「お兄ちゃんは…?知ってるの?」

「まさか。蓮にも言ってないよ。」


こんな話されても困るでしょ、と芳樹くんは言って

傷つけてごめんね、と私の頭を撫でた。