あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「ん…、誰…?」


ドアのノック音がきこえた気がして

部屋の中を見渡すと、薄暗い部屋の中に人影が見えた。


「……ごめん、返事きく前に入っちゃった。」

「よ、芳樹くん…?」


まだ寝起きで頭が回ってなくて

私が驚いているように見えたのか、芳樹くんは他の誰かに見える?と苦笑いした。