あっちじゃなくて、俺のほう向いて。

「とりあえず、家帰ろ。」

「………うん。」


家には幸い誰もいなくて、私はそのまま自分の部屋のベッドに潜り込んだ。


「あー…、胸が痛い。」


病気になったみたいに、胸のあたりが痛くて

私はそれをこらえるように、ぎゅっと目を閉じた。